女子プロ野球リーグの設立の経緯

| コメント(0) | トラックバック(0)
【ニュース&コラム360°より抜粋見てみてください!!
年俸200万円、寮、食事つきの女子プロ野球選手の待遇等面白いのが掲載されております。
 
女子プロ野球と聞いて多くの人が、アンダースローのサウスポー女性投手、水原 勇気が活躍する野球漫画『野球狂の詩』(水島新司・作)を思い出したのではないか。あるいは今春、関西独立リーグの神戸9クルーズに入団して、男子チームでプレーする日本初の女子プロ野球選手となった「ナックル姫」こと吉田えり選手を連想した人も多いだろう。

「見る」だけでなく、「プレーしたい」という野球好きの女性はいつの世にも存在する。全日本リトル野球協会によれば現在、全国に約300のリトルリーグがあるというが(チームは約700)、どのリーグにも必ず1~2人の女の子がいるという。また、13~15歳の中学生によるシニアリーグには519のチームがあり、関東では24~5人、関西では4~5人の女子選手がいるとか。

ところが高校に進むと、女子にとって硬式野球は縁遠いものになってしまう。リトルリーグ、シニアリーグがいずれも「少年少女」を対象しているのに対して、日本高等学校野球連盟(高野連)は、選手の参加資格を「その学校に在学する男子生徒」に限定し、女子選手の参加を認めていないのだ。

日本女子プロ野球機構は、こうした現状を背景に設立された。2007年夏、広告代理店に勤務していた「片桐 諭」代表(当時31歳)が、取引先の社長と初めて女子野球を観戦したのがすべてのきっかけ。その取引先とは、ブルーベリーアイなどでおなじみの健康食品メーカー、わかさ生活。同社は6つの高校が参加する全国高等学校女子硬式野球や、女子硬式野球の世界選手権であるIBAF女子ワールドカップなどを協賛していたのだ。

プレーする女子硬式野球選手の生き生きした姿に感動した片桐代表は、彼女たちが野球に専念できる新たな環境を提供しようと決意して、会社を退社。2009年8月、わかさ生活の支援を受けて機構を設立した。

反響は、思った以上に大きかった。日本における女子硬式野球人口は約600人とも言われ、決して競技人口が多いスポーツではないが、トライアウト(入団テスト)には129人の選手が集まった。同機構の広報担当によると、「予想以上の人数」だったという。また、現在、5人のスタッフがリーグ設立準備に動いているが、ほうぼうから「ボランティアでいいから手伝わせてほしい」との申し出があるという。

リーグは、2010年4月下旬あるいは5月初旬に開幕。10月までに前後期合わせて30~40試合を行う予定。多くの期待の目が、女子プロ野球リーグに注いでいる。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://all-keikyu.com/mt/mt-tb.cgi/58

コメントする

このブログ記事について

このページは、all-keikyuが2009年12月 2日 01:34に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「スポーツマンのための栄養学」です。

次のブログ記事は「新入部員募集-女子野球チーム」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.26
Copyright(c) オール京急港南女子 ALL RIGHTS RESERVED.